「あ、あのさ!」
新八が言う。
「んァ?なんだ?」
白髪の男が言った。
「お、俺…もうここで働けないからもし良かったら…」
恥ずかしそうに言う。
「え?もし良かったらって?仕事?仕事ですかィ?」
「う、うん。」
「まず俺が言いたいことは2つある。」
「1つ!その言葉の最初の…なんだ…「う、うん。」の「う、」の部分が気に食わん。」
「・・・・・・」
新八が「そんだけ?」って顔で見てると…
「1つ!万屋銀ちゃんとは俺の事だ。今は働いてるやつァ…俺合わせて…えーっと、1人だな。」
なんか満足そうに言う銀ちゃん(?)
「・・・・・・それって銀さんしかいないんですね…。」
思いっきりツッコミたい新八だったがまだボケについていけなかった。
「うん。そうだよー。」
なんかやる気のない返事で言う。
「まァ…部屋に案内するよ。ついて来い。試験もあるからな。今日のために募集してるんだ。人数。」
「はい。」
―そして5分後―
「ふぅ…着いたな…おぉ!!!」
なんかビックリした様子で見る銀ちゃん。
「ひ…一人だけいるぅ〜。あ、あとオマエか…新一君でしたっけ?」
「・・・・・・・・(つ…つっこめない…)」
「あ〜君君。万屋に入りたいんだね?」
「ええ」
片目のほうに包帯を巻いてる男が言う。
「ん〜その包帯は…ファッション?まぁいいや。」
「んじゃぁ試験始めるか…今から俺の言う問題をこの紙に書いてくれ。」
二人が席に座った。
「え〜1問目…1+2=?」
「えぇぇぇぇぇ!!!先生!こんな問題でよろしいんでしょうか!?」
やっと突っ込めた新い…新八であった。
「うるさい。だまれ新一君。」
「新一じゃねェェェェェ!!!」
「2問目ー。俺は…なんだ?」
「・・・・・(なんだってなんだよ…)」
――試験終了――
「あの〜なんだ合格ラインは、何点にしようかな…んとまァ60でいいか…だな」
「えぇぇぇぇ。絶対今決めた!今決めたでしょ!」
新八は慣れてきたようでつっこむのが好きになったみたいな。
「ん?君…名前なんていうの?俺バカだから…」
「え…筧 健吾(カケイ ケンゴ)です。」
包帯の男が名乗った名前は筧健吾だった。
「ホゥ筧か…カッコイイ名前だな。な!新一君!」
「(新一じゃないって…)」
「うわ!筧!98点!!すごいなァオマエ…新い…新八は63かギリギリだな。」
「二人とも合格だ!今日はゆっくり休め!明日の本番もよろしくなー。」
「えェ!?今のリハーサル!!!??」
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